...木村さんからもたんまり来ているはずじゃありませんか...
有島武郎 「或る女」
...よほどたんまり金がはいったと見える...
海野十三 「少年探偵長」
...たんまり金を貰った...
海野十三 「地球盗難」
...たんまり土産も出来ようといふものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...たんまり金の儲かるすべを知つてゐたからだ...
薄田泣菫 「茶話」
...何故あれを使わない」「あれと同じ炭末(たんまつ)なら...
「草藪」
...たんまりしたものが滞っているような歯痒(はがゆ)い気持を...
中里介山 「大菩薩峠」
...お奉行からたんまり褒美が出るそうだよ」「ヘエ」「何に費(つか)うつもりだ」「叔母へやりますよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たんまり纏(まと)まった礼をせしめるんだと言っていましたがね」「ところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あんぽんたんまで...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...お布施でもたんまりせしめようという魂胆(こんたん)でしょうが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...――五反町(ごたんまち)にある江崎満吉の家では...
火野葦平 「花と龍」
...たんまり金もやるぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...たんまりもらって...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...「これがその曲者だな」武士はこう云って、御落胤の全貌を眺め、ぐっと凄いような声で訊問(じんもん)を始めた、「これ、其の方はなに者で、名はなんと申すか」「――へ、へ、へ……」「若殿様には早う、早う御上意遊ばされましょうぞえなあ」「黙れ女、控えおろうぞ」武士は大喝(だいかつ)した、「これ返答をしろ、其の方はなに者であるか」「あ、あた、あたい、ごやくいん……」「はっきりと申せ、なに者で名はなんというか、紛らわしきことを申すと、おのれ、容赦はせぬぞ」「あたあたあた、あたあた」御落胤はまっ蒼になり、震え上って手を合わせた、「あ、あたいは、なんにも知やないんだよ、ごめんだよ、たたた、たんまだよ、や、や、やなやな」「口も満足にきけぬのか、この馬鹿者」「そだそだ、そ、みんなねエ、そう云うんだよ、馬鹿め、うす馬鹿めってよ、ほんとだよ、柳原じゃみんな、知ってゆよ、あたいお貰いをしてたかやね、嘘つかないよ」「なんと、……なんと」武士は眼を瞠(みは)った、「其の方は柳原で乞食をしていたと申すのか」「乞食じゃないよ、おも、おも、お貰いだよ」「その辺まことに御艱難(かんなん)、まことにお痛わしき」「黙れ吾助、控えおらぬか、これ馬鹿者、それでは其の方、柳原に於(おい)て乞食をしておった、しかと左様であるか」「乞食やないって云うのにさ」うす馬鹿としては、侮辱に耐えられないのらしい、「乞食はね、源公だの房州だの太市のことだ、ほんとだよ、あたいはお貰いなんだかや、ほんとだよ、みんな知ってゆよ、阿母さんは土堤のおかんてってさ、そいつだって乞食じゃなかったんだかやね、やっぱいお貰いでしかやね、ほんとでしかや、みんな知ってゆんだかや、あたいは土堤のうす馬鹿でしかやね」「生得(しょうとく)の愚か者とみえる」武士が苦い顔をしたことは云うまでもない、「では其の方なぜ此の家へ来ておる、なぜ柳原でお貰いをしておらんのだ」うす馬鹿は、べそをかいた...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...袖の下をたんまり受けて来た捕手たちは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...金はまだたんまりふところに持っているふうだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...たんまりとありそうなふところを狙って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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