...兄や自分でさえためらうような...
芥川龍之介 「偸盗」
...(隣の部屋(へや)から画箱を持ち出して捜しながら歌う)「一本ガランスをつくせよ空もガランスに塗れ木もガランスに描け草もガランスに描け天皇もガランスにて描き奉れ神をもガランスにて描き奉れためらうな...
有島武郎 「ドモ又の死」
...降りながらためらうように振り返ったが...
梅崎春生 「日の果て」
...ためらう風に彼を見おろして立った...
梅崎春生 「日の果て」
...ためらうように首を捻(ひね)りながら...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...何のためらうところも無く見事に割腹して相果てたとはなかなか小気味よき武士である...
太宰治 「新釈諸国噺」
...と答えて少しもためらうところなく...
太宰治 「新釈諸国噺」
...あんな高い山の上の一軒家へと足を思わずためらうが...
永井隆 「長崎の鐘」
...早く」平次はためらうお栄の手を引寄せると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...僕は躊躇(ためらう)だろうか...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...つぎにふとんをためらうことなくはね返し...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...「私には貴女がためらう理由が分かりません...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ムーアは不敬をためらうことがなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...という使者の口上でございました」甲斐はためらうようすだった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...自分の思いためらう心配事について聞き質しに行くのだ...
横光利一 「夜の靴」
...」と矢代はためらう皆を促して云った...
横光利一 「旅愁」
...ためらうかと思っていると...
吉川英治 「新書太閤記」
...お千絵にはまだ幾分かためらう様子がある...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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