...「もう鮭はたくさん上(のぼ)ってきだしたのか」清逸はたまりかねて純次にこう尋ねてみた...
有島武郎 「星座」
...ここにも立淀む一団(ひとかたまり)の...
泉鏡花 「婦系図」
...すつかり焼け落ちて灰のかたまりだけになつてゐるではありませんか...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...一塵(いちじん)を見つけし空や秋の晴末枯(うらがれ)の原をちこちの水たまり気安しや末枯草に且(かつ)憩(いこ)ひ十月二十二日 鎌倉俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...目脂(めやに)はたまり放題...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...この小さい水たまりの在るうちは...
太宰治 「鴎」
...イヤでたまりません...
太宰治 「虚構の春」
...水たまりになつてしまひますよ...
豊島与志雄 「ふしぎな池」
...四方への分岐、塹壕(ざんごう)の交差、枝の形、鴨足(かもあし)の形、坑道の中にあるような亀裂、盲腸、行き止まり、腐蝕した丸天井、臭い水たまり、四壁には湿疹(しっしん)のような滲出物(しんしゅつぶつ)、天井からたれる水滴、暗黒、実にバビロンの町の胃腸であり、洞窟(どうくつ)であり、墓穴であり、街路が穿(うが)たれている深淵(しんえん)であり、かつては華麗であった醜汚の中に、過去と称する盲目の巨大な土竜(もぐら)が彷徨(ほうこう)するのが暗黒の中に透かし見らるる、広大なる土竜(もぐら)の穴であって、その古い吐出口の墓窟のごとき恐ろしさに匹敵するものは何もない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...間緩(まだる)くて腹が立ってたまりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...空気中に空気のかたまりができてくるように...
中谷宇吉郎 「海底の散歩」
...たまり兼ねてお勝手に逃げ込んでしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私はたまりかねて友人の所へ出かけて行つた...
萩原朔太郎 「宿命」
......
萩原朔太郎 「定本青猫」
...涙が彼女の眼にたまりつつある...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...一かたまりの土だって汗と金のかかった土をよそへはもち出さぬという男...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(男首を俛(た)れて辻馬車のたまりをさして行く...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「辻馬車」
...ひとかたまりの警固の士と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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