...たいていの家には炭火を埋めた灰の入っている器具がある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...たいていの催眠剤にはお馴染(なじ)みでした...
太宰治 「人間失格」
...人間の使ういろいろな器具器械でも一目見てなんとなくいい格好をしたものはたいてい使ってぐあいがよい...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...たいていのことは忘れてしまいました...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「君は何がいちばん得意なの? 文学かそれとも理学かね?」「どれもみなたいてい同じことです...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...蚊帳にとまりかねて羽ばたいていました...
豊島与志雄 「白蛾」
...たいていの個入住宅では...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの冬」
...一概に上下の区別を立てようとするのはたいていの場合においてその道に暗い素人(しろうと)のやる事であります...
夏目漱石 「中味と形式」
...しかし、たいていの場合、それは脳髄の粗漏と、田舎君子の本能的な狡(ずる)さを証明するに役立つだけだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...こうした実際の経験には勝てなかった――たいていはそのほんとうの目的からいうと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...夫(そ)れでも大抵(たいてい)四十年前の事情が分りましょう...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...これは大抵(たいてい)の子供(こども)が菓子(くわし)を食(た)べる時(とき)に起(おこ)ることだが...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...しかしその罪の一半はたいていの場合思想家自身にもあるのであつて...
三木清 「人生論ノート」
...その大きな目は悲しそうにまたたいていたが...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...たいていはもはや不必要なる重複であり従うて人が承認して永く伝えてくれる望みは乏しい...
柳田國男 「地名の研究」
...五六年もすればたいてい顔ぶれの変るものだが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...人はたいていな環境に順応するものなのだから...
山本周五郎 「柳橋物語」
...小さな灯がまたたいていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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