...その後どうなっているか分らない...
石川欣一 「比島投降記」
...その後三、四年して、僕の翻訳はアメリカにいる同志の団体の社会革命党から出版され、その幾百部かは日本にもはいって来た...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...その後でそれは家のなかでより入念で精密な漏斗(ろうと)にあけられるのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その後ある休日の午後...
寺田寅彦 「路傍の草」
...それはその後のドイツ社会学を代表するものであった――前を見よ...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...この作品の素材は、彼女が幼時祖父から聞かされた實話であるが、その實話の荒筋は、「かつてヴィンケルハネスという一人の作男(さくおとこ)が、ある時ユダヤ人を殺して遁走したが、やがて海賊に捕えられて奴隸となり、十七年間酷使されて苦しんだが、その後歸郷して、かつて彼が殺人罪をおかした場所にしげっている同一の樹木の下で、みずから縊れて死んだ...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...というのは、その後二、三か月中に、私もアメリカと加奈陀(カナダ)とへ出かける予定になっていたからである...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...その後、少女は死亡したのだ...
原民喜 「火の唇」
...是(こ)れは妙なりと大(おおい)に喜び、その時東京府の課長に福田と云う人が専(もっぱ)ら地所の事を取扱うと云う事を聞伝(ききつた)え、早速福田の私宅を尋ねて委細の事実を確かめ、いよ/\発令の時には知らして呉(く)れることに約束して、帰宅して日々便りを待(まっ)て居ると、数日の後に至り、今日発令したと報知が来たから、暫時(しばし)も猶予(ゆうよ)は出来ず、翌朝東京府に代理の者を差出し御払下(おはらいさげ)を願うて、代金を上納せんと金を出した処が、府庁にも昨日発令した計(ばか)りで出願者は一人もなし、マダ帳簿も出来ず、上納金請取の書式も出来ずと云(い)うから、その正式の請取は後日の事として今日は唯(ただ)金子(きんす)丈(だ)けの御収納を願うと云(いっ)て、強(し)いて金を渡して仮(か)り御払下の姿を成し、その後、地所代価収領の本証書も下(くだ)りて、いよ/\私の私有地と為(な)り、地券面(ちけんめん)本邸の外に附属の町地面を合して一万三千何百坪、本邸の方は千坪に付き価(あたい)十五円、町地(まちぢ)の方は割合に高く、両様共算して五百何十円とは、殆(ほと)んど無代価と申して宜(よろ)しい...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その後次第にその根源を離れて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...十分に位置を変へきらないうちに水雷はその後部水線下に命中した...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...春子などもその後いろいろ男を渡り歩いて...
三好十郎 「樹氷」
...その後の通知はまだ印度から来ないのかね...
横光利一 「上海」
...今またこうしてその後を追い求めている自分の傍で...
横光利一 「旅愁」
...その後、三、四人の対手(あいて)は出たが、ほとんど玄蕃と五、六合の木剣を合した者もなく今はいよいよ最後の栄冠は、当然彼の物とならねばならない...
吉川英治 「剣難女難」
...その後将軍家が身を寄せられても...
吉川英治 「茶漬三略」
...その後発見のために海外へ乗り出して行ったイタリア人は枚挙に遑がないと云われる...
和辻哲郎 「鎖国」
...その後もしばしば訪れた(一五六四年七月十七日都発)...
和辻哲郎 「鎖国」
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