...自分はその上に座を占めながら...
芥川龍之介 「女」
...個性を礎(いしずえ)としてその上にありのままのお前を築き上げなければならない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...炭火の入った土器とその上に透しのある竹籠の底を上にして被せた物とを見せて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その上にかけあがって...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...その上にある電灯のひかりをうけて...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...なほその上に芥川家の版權がきれる日を待つてゐることを彼自身はつきりうちだしてゐる(T新聞の記事及びT君との談話において)...
小穴隆一 「二つの繪」
...焼きながらその上に順次...
高見順 「如何なる星の下に」
...なおその上に別所はちゃんと出版書肆に勤めていることでもあり...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...なぜならばその大きな男は、牛みたような体格をしている上に、面(つら)つきがいかにも暢気(のんき)らしく、その上に、自分でいい天気だと言いながら、この昼日中のいい天気に、松明(たいまつ)の大きなのに火をつけて携えているのですから、かなり間抜け野郎だと米友は見て取ってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その上に茣蓙(ござ)を敷いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その上に仏蘭西(フランス)のミニストルなどが横合から出て威張るなんと云うのは...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その上に昨日の俳句会の会稿らしき者載(の)せあり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...その上に立てられた實踐哲學はまた一の空想に終らねばならなかつた...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...それらを土台にしようとか・その上に何かの真理をおし立てようとか・は考えていない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...船を水に浮かべてその上にこの牛をのせ...
柳田国男 「母の手毬歌」
...その上に座蒲団を敷き...
山本周五郎 「青べか日記」
...その上に四角張った字で「妙音院高誉靖安居士……七回忌」と書いた一寸幅位の紙切(かみきれ)が置いてあった...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...その上に土蔵の中から取出された見事な花茣蓙(ござ)が敷詰められて...
夢野久作 「巡査辞職」
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