...その上に乗って背伸びして...
梅崎春生 「凡人凡語」
...その上にがらんどうのコンクリートの倉庫が...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...なおその上に日本国のために身命を擲(なげう)って働くところの真の愛国者を養成したいというのであったらしい...
大隈重信 「新島先生を憶う」
...2.大地が搖ぎその上にある全てを投げ落す...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...その上、長く立聞きをする訳にもゆかなかった...
豊島与志雄 「神棚」
...その上丁度乾燥した季節ではあり...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...その上に断雲が低く迷う――多くの場合...
中里介山 「大菩薩峠」
...その上後(あと)で面倒でも起ると悪いとも思い返した...
夏目漱石 「明暗」
...その上、当時の中学生といえば、シラミをひねってエラそうなことをいうのが一番豪傑で、いやに小綺麗(こぎれい)で、勉強ばかりしているのは「あいつは話せない」と、一蹴された...
野村胡堂 「胡堂百話」
...「あッ」その上障子を一枚見事に押倒しましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その上窓の下は切立てたやうな壁で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「親分、倅が見付かったそうじゃありませんか」「え、その上、お神楽の清吉が縛ったそうで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「こいつはお前男の筆跡(て)だぜ」「さうでせうか」「その上文句も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その上での仕事としちやどうだい...
牧野信一 「雪景色」
...その上、音楽の愛好者だったんです...
三浦環 「お蝶夫人」
...その上自分までが東宮のお力になれぬことになってはならないと源氏は思うのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その上狭い範囲の生活も己の柄にない...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それから入口の近くに寝ていた看護婦も、麻酔が強過ぎたために、無残にも絶息している事が確かめられましたが、その上に犯人は、未亡人が大切にしていた宝石容(い)れのサックを奪って逃走している事が、間もなく眼を醒ました女中頭の婆さんの証言によって判明したのだそうです...
夢野久作 「一足お先に」
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