...そのうえ小さな横町(よこちょう)までも...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「空とぶトランク」
...そのうえ近頃見つけ出した欠点は...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...彼の右足は、膝のうえから下を、板切(いたきれ)ではさみ、そのうえに、繃帯(ほうたい)でぐるぐるとまいていて、いかにも痛そうであったが、ふしぎにも、このとき、彼は、室内をすたすたと歩きだしたのであった...
海野十三 「爆薬の花籠」
...そのうえで再び署の前へとってかえし...
海野十三 「爆薬の花籠」
...「見つかりましたとも、そこが私ですよ、ローゼンのお嬢さんが、午後になると、時どき馬に乗って、山の方へ散歩に往くことまで、調べて来たのです、そのうえ、そのお嬢さんが、今もその馬で、家を出たことを突きとめて来たのです、偉いでしょう、署長さん、国事犯の書生っぽを捕(つかま)えたよりゃ、功(こう)があるのでしょう」「好いとも、二倍の賞与を出してやる、ついでに、これから俺を山へ伴(つ)れて往け、機を失(しっ)しないうちに、すぐ実行する」「すぐこれからですか」「幸運は、後(うしろ)に毛がないと云うじゃないか」「よろしゅうございます、では、やっつけましょう、そのかわり、二倍の賞与は戴(いただ)けましょうね」「いいとも、旨く往けば、また別に出してやる」クラネクはもう起(た)ちあがった...
田中貢太郎 「警察署長」
...そのうえ媼(ばあや)をやって...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「連城」
...「そのうえ酒を召し食(あが)って...
徳田秋声 「爛」
...そのうえ以前にはなかった新らしい陰影までが添わってきた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そのうえ女房の怪我やら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人山三郎(さんざぶろう)は、裏庭の崖(がけ)下に、石の地蔵様を抱いたまま転げ落ちて、そのうえ、刺身庖丁(さしみぼうちょう)で首筋を深々と刺され、さらに、縞(しま)の前掛で顔を包んで、真田紐(さなだひも)でその上を、耳から眼、鼻へかけて縛ってあるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...会所にて差し構はず」(第七条但書)そのうえ十三条 軍用品は奉行所以外には売るべからず...
服部之総 「空罎」
...そのうえ、あいつは明らかに弁護士の情婦じゃないか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...逃げ場のない狭い島内のことで、みな死ぬ思いをしたが、なおそのうえ、藤九郎は夏の間はほかの島へ渡るのだとみえ、一羽残らず立って行ってしまい、焦熱地獄と餓鬼地獄の責苦をいちどに身に受けることになった...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...そのうえ自分の専門以外の書物から専門家が自己の専門に有益な種々の示唆を与えられる場合も少くないであろう...
三木清 「如何に読書すべきか」
...そのうえで相談もあるんだ」「なにか曰(いわ)くありげだね」「ないこともない」主馬は...
山本周五郎 「山彦乙女」
...そのうえ人間の手の掌とは思われぬカンカン響く手拍子でサワリも何もめちゃめちゃ...
山本笑月 「明治世相百話」
...そのうえに、一層難事なものがまたここにひかえている...
「純粋小説論」
...……そのうえで、わしの待つ一間へ連れて来てくれい...
吉川英治 「私本太平記」
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