...男の肉感をそそるような堅肉(かたじし)の肉体を美しく折り曲げて...
有島武郎 「或る女」
...気持をそそる肥料の匂い――が...
犬田卯 「米」
...いちおう興味をそそる事柄にちがいない...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...要に取っては若い女の肉声の方がひとしお思い出をそそるのである...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...今はその同じ匂が何と甘い回想をそそることよ...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...僕は君の二倍も年上で君の嫌悪をそそる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...深い感慨(かんがい)をそそるものがある...
壺井栄 「二十四の瞳」
...當てどもない嫌惡の情をそそるような...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...げてもの的好色をそそる...
外村繁 「澪標」
...草野の細君というのはただお前の心をそそるための手段で...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...秋の月下で狂ふ恋の幽霊……これくらゐ詩の題材として感傷をそそるものはない...
野口米次郎 「能楽論」
...それは八五郎の好奇心をそそるほどの異様な魅力です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この土地ではいろいろな事柄がひどくこちらの気をそそるものがある...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...あるいはもっと厳かな瞑想(めいそう)をそそる多くの事がらを――見出(みいだ)したのであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...恐怖をそそることがらですから書いただけです...
三好十郎 「恐怖の季節」
...(a)同情は寛大な心をそそるのに役立つし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それでも心をそそる光景を示します...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...二十円云々は只相手の好奇心をそそるに過ぎぬ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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