...もう一時の責塞(せめふさ)ぎに...
芥川龍之介 「売文問答」
...せめて焼灰(やけはい)でもみておかないと...
海野十三 「一坪館」
...せめて下手人を僕の手で探し出さないでは...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...天正十年のろくがつ惟任(これとう)ひゅうがのかみのはんぎゃくにくみして安土(あづち)万五郎のともがらと長浜のしろをおせめなされ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...せめて一度は立派に後に残るやうなものをと思ひますけれど...
田山録弥 「百日紅」
...激すると云ふ心的状態は、死に近づき得る自然の階段で、激するたびに死(し)に易くなるのは眼(め)に見えてゐるから、時には好奇心で、せめて、其近所迄押し寄せて見(み)たいと思ふ事もあるが、全く駄目である...
夏目漱石 「それから」
...手前は人間が正直だけがせめても取柄だと思ったら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...せめて娘があれほどまでに思いをかけた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...せめて下手人を三日経たないうちに召捕って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...せめては親達の後生のお願いでもしたら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...せめてこんな楽しみでもなければやりきれない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...立国の要素たる瘠我慢(やせがまん)の士風を傷(そこな)うたるの責(せめ)は免(まぬ)かるべからず...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...カピもそれをせめてものなぐさめとしているらしかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...生活のあらゆる重荷にひしがれながらせめてもの息のつきどころ...
宮本百合子 「歌集『集団行進』に寄せて」
...はっきりわかれず一緒にいる以上相せめぐのが習慣で暮すのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...せめてもうひと月でもお置き下さいまし...
山本周五郎 「日本婦道記」
...こんな時でもなければ、お心のあらわしようもない」「ありがたいが、何しろ急ぐ公用なのでな」「ま、そんなことを仰っしゃらずに」「じゃ、せめて、一ト晩、厄介になるとしようか」「いや幾日でも」「そうはゆかない」「ゆきませんか...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「――ご苦労だった、これから先はひとりでよろしい、お前たちは帰ってくれ」「しかし、もう少々先まで」「懸念(けねん)には及ばんよ」「危ぶむわけではございませんが、お差しつかえなければ、せめて、弦之丞の姿を見つけるまでも」「いや、かえって邪魔だよ」手を振って、独り先へ歩きだしたが、一、二丁足を進めるごとに、杖を立て、間者牢の山をふり仰いでいた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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