...戸口のほうへすっとんでゆくのだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...すっと消(き)え際(しな)の弱い稲妻か...
泉鏡花 「浮舟」
...すっと翳(さ)す...
泉鏡花 「薄紅梅」
...すっと胸がひらけて...
太宰治 「新ハムレット」
...すっとからだが軽くなり...
太宰治 「竹青」
...すっと内から硝子戸が一尺ばかり開いてそっと...
近松秋江 「霜凍る宵」
...思わずくすっと笑ったとき...
壺井栄 「二十四の瞳」
...黒雲の下がすっと切れて...
豊島与志雄 「月明」
...「ホホホホ」唇の動く間から前歯の角(かど)を彩(いろ)どる金の筋がすっと外界に映(うつ)る...
夏目漱石 「虞美人草」
...すっと這入(はい)って来たのが秀造さんだという...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...百のお喋りをしたよりも胸がすっとして...
林芙美子 「泣虫小僧」
...上着ポケットへ足をすっと伸ばした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ベナがすっと移動し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...胸がすっとしたと呼びかけた男があった...
山本周五郎 「さぶ」
...おめえよそへいって話すようなこたあねえだろうな」「聞かねえほうがいい」万三郎はぶすっと云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...すっと膝を進めて甲斐を見あげ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...汝にはこれを与えよう」と、壁に立てておいた青龍刀をとるよりはやく、どすっと、弁喜を真二つに斬ってしまった...
吉川英治 「三国志」
...なぜかならば、不意に牢を出されて、夢みるように歩いてゆく唖男の影が、ひろい草原を斜めに抜けて、向うの片側町の灯を見ながらのろのろと進んでゆくとすぐに、頭巾をかぶっている一人の女が、すっと、草むらから伸び上がったのである...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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