...もうすさんだ事を...
芥川龍之介 「偸盗」
...跡は風だけが吹きすさんだ...
有島武郎 「カインの末裔」
...遠慮会釈もなく迅風(はやて)は山と野とをこめて吹きすさんだ...
有島武郎 「カインの末裔」
...あわれに潮にすさんだ折櫛が――その絵の螢が幽に照(て)った...
泉鏡花 「浮舟」
...どっか病的なすさんだ感じで...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...三千子は反対に青白いすさんだ皮膚だったということですから...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...荒れすさんだ工場だ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...僕の家は荒れすさんだ古城の様な感じの建物で...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...実際以上に荒れすさんだものに見せていた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...私は自分が下駄(げた)を引きずってすさんだ歩き方をしているのに気がついた...
太宰治 「斜陽」
...荒っぽいすさんだ生活に...
太宰治 「十五年間」
......
種田山頭火 「行乞記」
...やさしく彼の肩をたゝいて「お休み」と言った伊藤の故郷は「寒流」の流れるうすらさむい里だ彼は荒れすさんだ心の大陸の廃墟へ帰って行った敗北の竪琴は彼のがらんどうな胸の中でぶーんぶーんと横っちょに揺れながら「サヴェートになったら帰っておいで」と彼に告げた5 工屋戦二同志工屋戦二―――この若い労働者はわたしらに...
槇村浩 「人民詩人への戯詩」
...荒れすさんだ気色を見て...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ぼくはきっとからすさんだろうと思(おも)うね...
宮沢賢治 「いちょうの実」
...すさんだ表情とを見せてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...すさんだ大道芸に平曲(へいきょく)のよさを習得させた...
吉川英治 「私本太平記」
...そしてその荒れすさんだ広い川原にはとびとびに人が動いて無数の材木を流していた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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