...ものすごい勢いで家を歪(ゆが)めたり...
梅崎春生 「幻化」
...すごい勢いでまわりに飛び散った艇の破片(はへん)によって...
海野十三 「怪星ガン」
...たちまちものすごい勢いで...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...こちらへもものすごい勢いで飛んで来たのだから...
海野十三 「超人間X号」
...「全速上昇!」宇宙航空船はものすごい勢いで上昇しはじめた...
海野十三 「超人間X号」
...ものすごい勢いでむくむくむくむくと膨張してゆくではないか...
永井隆 「長崎の鐘」
...この旦那様さえなければ、この旦那様をさえないものにすれば……幸いここは甲斐と信濃の山路の奥、いま降り出した烈しい夕立、只さえ人通りのないところを、前後に全く見ている者はない、天道様さえこの豪雨で姿を隠している、ここに脇差がある、旅の用意の道中差、家を出る時、わたしは用心のために研(と)いで置いた、旦那はこの通りよく眠っている、これで一突き、それで万事がきまる、もし間違って、少しは騒がれてもこの場合、この雨――そうして、後ろは何千丈の谷底だ、死骸をあれへ突き落してしまえば、あとかたもなくなる、もし、見つけられても盗賊追剥の災難といえばそれでも済む――ああ、お内儀(かみ)さんの姿が目の前に浮んで来た、あのたっぷりしたお内儀さんが、にっこり笑って、おお、そうそう、お前の思い通り、一思いにそうなさい、そうそう臆病になっちゃいけない、強い心で……と言ってお内儀さんが手を添えて下さる、もう我慢ができない、決心した!」こう思うと若い番頭は、急に物狂わしくなり、わななく手元で脇差を取ると早くも鞘(さや)を払い、いきなり主人の身辺に寄ると、後ろに悪魔がいて手伝いでもするかの如く、すごい勢いで、主人の咽喉(のど)をめがけて、その脇差を柄(つか)も通れと突き立てました...
中里介山 「大菩薩峠」
...すごい勢いで滑り落ちてくる「通り魔」には...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...物すごい勢いでブリッジから飛びおりて来て...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...二人はすごい勢いで階段をかけ下りてきた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...ともかくすごい勢いだった...
久生十蘭 「だいこん」
...ものすごい勢いで西北風(ミストラル)が吹き出した...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...すごい勢いでふきだしてきた...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...ものすごい勢いで...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...すごい勢いが出るんだぜ...
山本周五郎 「新潮記」
...なんで金吾がかくまでにすごい勢いで駆けだすのでしょうか...
吉川英治 「江戸三国志」
...兄の紀一郎は物すごい勢いで仰向けに突き仆されていたのだった...
吉川英治 「剣の四君子」
...猛火のすごい勢いに...
吉川英治 「親鸞」
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