...オレゴン松がすくすくと白波の激しくかみよせる岸べまで密生したバンクーバー島の低い山なみがそこにあった...
有島武郎 「或る女」
...鼻の下はさまででないが、ものの切尖(きっさき)に痩(や)せた頤(おとがい)から、耳の根へかけて胡麻塩髯(ごましおひげ)が栗の毬(いが)のように、すくすく、頬肉(ほおじし)がっくりと落ち、小鼻が出て、窪んだ目が赤味走って、額の皺(しわ)は小さな天窓(あたま)を揉込(もみこ)んだごとく刻んで深い...
泉鏡花 「婦系図」
...すくすくと棚からぶら下っていた...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...すくすくと伸びあがつた古い藤蔓が...
薄田泣菫 「森の声」
...わたしは夜のまにトウモロコシがすくすく育つように成長した...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...すくすくしていた...
太宰治 「女生徒」
...何がお入用(いりよう)? やっぱり飛行機の道具?」すくすく生い立ったといわんばかりの...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...あちこちに廻転木馬・輪投げ・動揺椅子・電気るうれっと・糸引き・人形撃ち・玉ころがしなどのゲイムの小屋が茸(きのこ)のようにすくすくと建ってそれぞれに客をあつめ...
谷譲次 「踊る地平線」
...あのポプラ若葉のようにすくすくと伸びゆけよと祈る...
種田山頭火 「鎖ペンを握って」
...矗々(すくすく)と天を刺して居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...すくすくと威勢よく伸び上ってゆく...
豊島与志雄 「公孫樹」
...すくすくと幹が伸び...
豊島与志雄 「立札」
...銀杏樹がすくすくと茂りそびえている...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...青竹がすくすくと立っている間に寒椿(かんつばき)が咲いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...矗々(すくすく)と空に裸の枝を延ばしていた...
水上滝太郎 「果樹」
...すくすくと大きくなって...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「忠義者のヨハネス」
...松そのものもすくすく伸びて...
山本周五郎 「青べか物語」
...若竹のすくすくと青い竹林を越えると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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