...もうすでに危かった部下の一命をすくうことができました...
海野十三 「怪塔王」
...先生をはじめ地球の人間をすくうつもりです...
海野十三 「火星兵団」
...地球人類の命をすくう法はないものであろうか...
海野十三 「火星兵団」
...この艇をすくうことはできやしないよ...
海野十三 「太平洋魔城」
...何もひとにぎりの土をすくうこともない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...しかしそんなことよりも見も知らぬ人のまえでこんな工合(ぐあい)に気やすくうたい出してうたうと直(す)ぐにその謡(うた)っているものの世界へ己(おの)れを没入させてしまい何の雑念にも煩(わずら)わされないといった風な飄逸(ひょういつ)な心境がきいているうちに自然とこちらへのりうつるので...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...金網道具ですくうてゐたが...
種田山頭火 「其中日記」
...「エエしまった!」米友の突き出す槍を兵馬は下からすくうて撥(は)ね返してしまったらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...百人のいのちをすくう望みにもえて...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...百人の人のいのちをすくうという大望をはたせば...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...気やすくうなずいて...
久生十蘭 「あなたも私も」
...手で水をすくうことも考えることのできないときは...
宮沢賢治 「イーハトーボ農学校の春」
...我々が囲炉裏(いろり)の炭火をすくう道具...
柳田国男 「木綿以前の事」
...簗にかかる鮎を手網ですくうように...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...すくうて天井へ上げようとした...
夢野久作 「近世快人伝」
...純一な芸道教育にまで徹底し得なかった消息がたやすくうかがわれる...
夢野久作 「能とは何か」
...いかにも田舎(いなか)役人らしい権柄(けんぺい)で顎(あご)をすくう...
吉川英治 「江戸三国志」
...万民の塗炭(とたん)をすくうもの...
吉川英治 「新書太閤記」
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