...去年の下半期の思想界を震憾(しんかん)したようなこの書物と続編とは倉地の貧しい書架の中にもあったのだ...
有島武郎 「或る女」
...ただ森閑(しんかん)とした夜の幕を破ってときどきガチャリという金属の触(ふ)れあう音が聞えた...
海野十三 「恐怖の口笛」
...まるで空家のように森閑(しんかん)としていた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...御神龕(ごしんかん)(絹地の包みで...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...であるから医師(いし)を見(み)ることは神官(しんかん)の如(ごと)く...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...さすがに其処も奥御殿の座敷に附きまとう森閑(しんかん)とした廣さの感じがするのである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...何があるか気のつかない所に森閑(しんかん)として...
夏目漱石 「草枕」
...広い寺だから森閑(しんかん)として...
夏目漱石 「夢十夜」
...しんかんとして誰もゐさうにない庭に...
原民喜 「かげろふ断章」
...雷鳴は建物ぜんたいを震撼(しんかん)させ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...森閑(しんかん)とした室(へや)の中を見まわしてから又私の顔を見た...
夢野久作 「暗黒公使」
...そしてこれも予想になかった震撼(しんかん)をよびおこし全官軍の大驚愕(だいきょうがく)となった...
吉川英治 「私本太平記」
...あの祭壇(さいだん)で御岳(みたけ)の神官(しんかん)とあまたの御岳行者(みたけぎょうじゃ)が式(しき)をやる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...御岳(みたけ)の神官(しんかん)にわたされた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...神官(しんかん)たちが平(ひら)あやまりにあやまる事情をきいて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...森閑(しんかん)とした禅房の奥なので...
吉川英治 「新書太閤記」
...天下を震撼(しんかん)させた小牧(こまき)の役(えき)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...不識庵様日用修身巻(ふしきあんさまにちようしゅうしんかん)という題簽(だいせん)がついていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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