...なぜなれば君はしばしば不器用な言葉の尻(しり)を消して...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...とく/\かへれとのゝしりければ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...天はゆるさじ良民の自由をなみする虐政を十三州の血はほとばしり「もう少し静かにお歌いなさいな」と母様が仰言(おっしゃ)った...
竹久夢二 「少年・春」
...うしろにだれかたたずんでいるともしりません...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...昨今の知り合いの石山さんを除(のぞ)く外知人(しりびと)とては素(もと)よりなく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...恰幅のいい腰のどっしり据った女がいて...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...よその人気の尻馬(しりうま)に乗って人真似をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...紫ばんだ雲はみっしりと...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...卵の尻(しり)に黒いマークの点をつけた...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...また一歩しりぞいて考えると...
新渡戸稲造 「自警録」
...ほんとうにこんなような蝎(さそり)だの勇士だのそらにぎっしり居るだろうか...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...しりへなる広き方へ往きぬ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...偏僻(へんぺき)の治法を斥(しりぞ)けた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...この人は伊能先生なども知合(しりあい)なりき...
柳田国男 「遠野物語」
...「若いにしちゃあ覚悟がよいわい」深見重左衛門も別な一挺へどッしりと乗る...
吉川英治 「剣難女難」
...字(あざな)は子龍(しりゅう)その人であった...
吉川英治 「三国志」
...客廊を渡って客舎の棟(むね)へひきしりぞく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...進(すす)むも難(かた)く退(しりぞ)くも亦難(かた)し...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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