...ことに最後の「真田」の句に至ってはじめて鐘が撞木(しゅもく)に当たって音を発したような心持がするのであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...梟(ふくろう)が撞木(しゅもく)に止まってまじまじ尤(もっと)もらしい顔をしていたこともあった...
寺田寅彦 「鷹を貰い損なった話」
...鉦(かね)を持て来いよ」呼ばれた十二三の子が紐(ひも)をつけた鉦と撞木(しゅもく)を持て来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あの子供は跛足(びっこ)だね」それは撞木杖(しゅもくづえ)を左の脇の下にあてがって...
中里介山 「大菩薩峠」
...もとは撞木杖(しゅもくづえ)を突いて歩いていたんだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...高いところへ登って片足を撞木(しゅもく)にかけて逆さにぶらさがっているところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...撞木(しゅもく)でそれを叩きながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...――撞木(しゅもく)で心臓をすぽりと敲(たた)かれたような気がした...
夏目漱石 「虞美人草」
...台の上にある撞木(しゅもく)を取り上げて...
夏目漱石 「門」
...僕(ぼく)らは撞木(しゅもく)を奪(うば)いあってついたのだ...
新美南吉 「ごんごろ鐘」
...」「どの杖ててまさかもう撞木杖(しゅもくづえ)なんかはつきやしないヨ...
正岡子規 「初夢」
...さて鮫の一類に撞木鮫(しゅもくざめ)英語でハンマー・ヘッデット・シャーク(槌頭の鮫)とて頭丁字形を成し両端に目ありすこぶる奇態ながインド洋に多く欧州や本邦の海にも産するのが疑いなくかの佐比神だ...
南方熊楠 「十二支考」
...頭が撞木(しゅもく)になり...
柳田国男 「母の手毬歌」
...清七の作ってくれた撞木杖(しゅもくづえ)を腋の下にかって...
山本周五郎 「さぶ」
...撞木杖(しゅもくづえ)を突いて立ち佇(とど)まっているが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...備えつけの撞木(しゅもく)でたたく...
吉川英治 「剣の四君子」
...持ちかけた撞木(しゅもく)の綱を放して...
吉川英治 「親鸞」
...鉦(かね)と撞木(しゅもく)をもって町の守り神のように立っている門(かど)は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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