...まず一応年玉のことは忘れてしまうがいい...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...ずっと深い所に時々大きな魚だか蝦(えび)だか不思議な形をした物の影が見えるがなんだとも見定めのつかないうちに消えてしまう...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...誰しも途方に暮れてしまうであろう...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...こうしてわたしはズヴェルコフを圧倒してしまうのだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...時がたてば死刑を磨滅してしまうはずである死刑の弁護者らは死刑がどんなものであるかをよく考えてみなかったのではないか...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...同時に心柄(こころがら)なる身の末は一体どんなになってしまうものかと...
永井荷風 「日和下駄」
...誰かと夫婦にならなければ身のおさまりがつかなくなってしまう...
林芙美子 「新版 放浪記」
...自分から切ってしまうのは...
久生十蘭 「悪の花束」
...拡声機にかけてホテルの隅々(すみずみ)にまで吹聴されてしまう...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ぼろぼろの紙屑同様になってしまう有様であった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...粉々になってしまう...
古川緑波 「甘話休題」
...もう黄色に変ってしまうようなこともなく...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...いよいよ寝込んでしまうと...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...喰べると吐いてしまうし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...まるでふところで仮面(かめん)をスリかえたほど苦もなく全人格をかえてしまうが...
吉川英治 「江戸三国志」
...登れぬものときめてしまうのは...
吉川英治 「三国志」
...わたしゃそれこそ迷ってしまう」「今は...
吉川英治 「春の雁」
...もう彼の疲労は忘れてしまうのだった...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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