...世界がしびれて行くのか...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...しびれるような欲望の熱感が健康すぎるほどな彼の五体をめぐり始めた...
有島武郎 「星座」
...五体しびれる程の強烈な歓喜を感じている様子であります...
太宰治 「女の決闘」
...行燈(あんどん)を消して室(へや)を出たこと、ひやひやする縁側を歩いたこと、女の室の障子をそっと開けたこと、乳母に気を配りながら足を爪立(つまだ)てて忍び寄ったこと、手のしびれ、舌のこわばり、女の笑い、皆生々(なまなま)した感触のあることばかりではないか...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...頭がしびれて来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...しまいにしびれてきてまたがっくりおろされるまで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お由羅は、しびれた、痛む胸を、這うようにして、壇から降りて「火が、みんな、左へ廻りましたの」と、微笑した...
直木三十五 「南国太平記」
...妙に頭がしびれて来た...
林芙美子 「浮雲」
...わけもなく飲みつづけたコクテールやジンフィーズの酔いで手足がしびれ...
久生十蘭 「復活祭」
...手先がしびれるようです...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...神経がしびれるのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...そして何だか指がしびれたようでした...
宮沢賢治 「サガレンと八月」
...蘭薬(らんやく)のしびれ薬にあてられたものと診断がついてな...
吉川英治 「江戸三国志」
...そこの開くのを待ちしびれて...
吉川英治 「新書太閤記」
...足がしびれると、すぐ立って、縁へ出て、「う、あ、ワあ……」と、欠伸(あくび)をする...
吉川英治 「親鸞」
...柄手(つかで)にきびしいしびれを感じたばかり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...しびれをさすりながら起ち上がった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...待ちしびれていた巌流は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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