...自分の馬鹿な動作(しぐさ)に気がついた...
芥川多加志 「四人」
...おはまがもしおとよさんのしぐさを知ったら大騒ぎであったろうけれど...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...恐怖のしぐさだった...
江戸川乱歩 「影男」
...わたくしどもの覗(のぞ)いておりますところからはその人たちの様子はしかとわかりかねましたけれどもちょうどこちらから正面のところに金屏風(びょうぶ)がかこってありましてやはり島田に結った若い女中がそのまえに立って舞い扇をひらひらさせながら舞っておりますのが顔だちまでは見えませぬけれどもしぐさはよく見えるのでござります...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...本来可愛らしいしぐさが唯(ただ)もう憎らしく見えたのである...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...彼女は返事のためか自分自身に言いきかすのか分らぬしぐさで...
豊島与志雄 「白蛾」
...そうしたしぐさを無意識に繰返しつつ...
中島敦 「李陵」
...声といい、形といい、しぐさといい、すべて、あたりはばからぬゆゆしさ、ものものしさ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...竜頭(りゅうず)をいじって耳へもってゆくしぐさを繰返す――この碁打ちたち...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...と叫んで小鳥がとまり木から飛び立つような科(しぐさ)で立上った...
久生十蘭 「魔都」
...天狗取り荷役のしぐさで踊りだした...
火野葦平 「花と龍」
...その私のセンチメンタルなしぐさを紛らすやうに道子は無造作に私の手から石を取り戻すと...
牧野信一 「砂浜」
...モデルのしぐさを真似てゐるといふことさへ気づかぬ風で...
牧野信一 「泉岳寺附近」
...絶望した人のようなしぐさをした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...有名な悲劇役者のしぐさをまね...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...無法なことをして大事な手紙を隠させるようなしぐさも皆自分がつけさせたわがままな癖であると思うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...臧倉(ぞうそう)などという輩(やから)が孟子に向って唾(つば)を吐いたしぐさにも似ておる...
吉川英治 「三国志」
...なお我々は日本人の風俗による新しいしぐさと日本語による新しいせりふ回しを発明せねばならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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