...ワイニンゲル……問 君の交友は自殺者のみなりや?答 必ずしもしかりとせず...
芥川龍之介 「河童」
...熱して騷がしかりし謝肉祭は...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...怪しかりません事を...
泉鏡花 「婦系図」
...しからば何故(なにゆえ)ヨブは「しかり!」とこれに応じてその罪を告白しなかったか...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...しかりつけるようにいった...
海野十三 「海底都市」
...それもめづらしかりしに今は江戸の菓子やはさらなり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...しかしまた俗流の毀誉(きよ)を超越して所信を断行している高士の顔も涼しかりそうである...
寺田寅彦 「涼味数題」
...脚神速のアキリュウスその時一事また案じ、 140火葬の場を離れ立ち、*スペルケーオス河の神、その爲育て長うせし黄金色の髮を切り、即ち暗緑の海眺め慨然として叫び曰ふ、141 XVI 174.『あゝスペルケー、空しかり、君に我父ペーリュウス立てし誓は――懷しき故郷にわれの歸る時、 145わが金髮を君に切り、聖なる牲をたてまつり、更に五十の牡羊を、君の神苑――香烟のかをれる壇に程近き流に投じ捧げんと、われの老父は誓ひしも、君は其意を成らしめず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しかりしこうしてそれより以後製作工芸のもっとも改良進歩したる国はまた必ず繁栄ならざるはなし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...しかりもしくは否というよりも多少多くの口をきき合うこともあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...心ゆくばかり半日を語り尽して酒亭を出でしが表通は相撲の打出し間際にて電車の雑沓甚(はなはだ)しかりければ...
永井荷風 「書かでもの記」
...しかりといえども...
福田英子 「妾の半生涯」
...蕪村の句の複雑なるはその全体を通じてしかり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...たまたま咲きたるはいとゆかしかりき...
正岡子規 「わが幼時の美感」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...その醜態を時人(じじん)みな「見苦しかりける有様なり」とわらった...
吉川英治 「三国志」
...春はやく咲き出でし花のしらうめの褪せゆく頃ぞわびしかりける花のうちにさかり久しといふうめのさけるすがたのあはれなるかもところが今年はまだ一首もこの花の歌を作らない...
若山牧水 「樹木とその葉」
...しかり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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