...どうしたのよ?」と言いながら庭の枝折戸(しおりど)から小走りに走ってやって来られて...
太宰治 「斜陽」
...このままお暇をねがいたいなどと申しおりまして……てまえなどへは...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...いつでも鞋(わらじ)に脚半掛(きゃはんが)け尻端折(しりはしおり)という出立(いでたち)で...
永井荷風 「伝通院」
...中からヌーボー式に青い柳を染めて赤瓦の屋根が少し見える栞(しおり)があらわれる...
夏目漱石 「虞美人草」
...あれはお静に言い付けた合図の栞(しおり)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...白樺のしおりを鼻にくっつけると...
林芙美子 「新版 放浪記」
...目下弁護事務にて頗(すこぶ)る有望の事件を担当しおり...
福田英子 「妾の半生涯」
...押し強くも帝釈宮の門まで往ったが堅く闔(と)ざされてヤモリが一疋番しおり...
南方熊楠 「十二支考」
...内庭と外庭の間の枝折戸(しおりど)の辺まで近づいた...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...栞(しおり)をして置いてやるのだと答えたので...
柳田国男 「母の手毬歌」
...福岡アタリの火葬場にもよくウロウロしおりましたそうで……真夜中でも何でも六神丸の看板を見当てにしてタタキ起しますと...
夢野久作 「近世快人伝」
...或る危機の最高潮に瀕(ひん)しおりたるものなる事...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...主君義貞もお案じの余りに申しおりまいたが」と...
吉川英治 「私本太平記」
...息災(そくさい)に暮らしおりますが...
吉川英治 「私本太平記」
...枝折(しおり)から庭の方へ...
吉川英治 「私本太平記」
...かえってハラハラいたしおりまする」「さすが...
吉川英治 「私本太平記」
...主君をも冒しかねない叛骨(はんこつ)が窺(うかが)われると……非常な凶相(きょうそう)だと申しおりましたそうです」「たれが」「安国寺恵瓊どのが」「そう見れば...
吉川英治 「新書太閤記」
...前号の栞(しおり)にも書いたし...
吉川英治 「随筆 新平家」
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