...世間にざらにあるだろうが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...その悉くがそこらにざらにある雑木雑草なのだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...それに女房を失った者もざらにあるので...
田中貢太郎 「海嘯のあと」
...十五世紀の建造物なんかはざらにあるが...
谷譲次 「踊る地平線」
...普通の僧侶――其処等にざらにある嚊(かゝあ)を持ち...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...「でも世のなかにそんな好い子供がざらにある訳のものぢやないでせう...
徳田秋声 「チビの魂」
...東京にざらにあるどの水たき屋よりもまずいから...
豊島与志雄 「女と帽子」
...ざらにあるこの辺の山出しの娘にちがいなかった――ということだけは誰も一致するのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの短刀はざらにある品ぢやありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どれもこれも似たりよったりの顔をしているくせによくよく見ると実に微妙な特徴を多くそなえた人物がざらにあるもので――こういう人物の肖像を描く段になると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...こんな日はそうざらにあるものではない! こうした十月の日は...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...この人は世間にざらにあるような好色男の生活はきらいであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...安いざらにある品が平凡極まるものに思えたのも当然です...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...数多くば「ざらにある品」とて軽蔑的意味を受けます...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...これほどざらにある当り前な品物はない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...こういうことはそうざらにあるものじゃないらしいな」その年寄は...
山本周五郎 「季節のない街」
...ということはそうざらにあるものではない...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...何十人といつていいほどざらにあるのであつた...
吉川英治 「折々の記」
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