...(中略)唐更紗(たうざらさ)の暖簾(のれん)あげて...
芥川龍之介 「案頭の書」
...雨ざらしの大工はしごを登つて見ると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...口腔と舌とがざらざらに荒れているのを感じた...
豊島与志雄 「蘇生」
...氷の裂け目から大きな海豹(あざらし)がぬつと頭を出したのには...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...満更(まんざら)興味のないことではなかった...
永井荷風 「ひかげの花」
...生曝(いきざら)しの坊主が数珠(じゅず)つなぎになって曝されている...
中里介山 「大菩薩峠」
...ざらにあるこの辺の山出しの娘にちがいなかった――ということだけは誰も一致するのですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...この十三樽の大根おろしのかきおろしを持ち運ぶのが容易なことじゃござらんてな...
中里介山 「大菩薩峠」
...勘次(かんじ)に頼(たの)まれて南(みなみ)の亭主(ていしゆ)が話(はなし)をした時(とき)に卯平(うへい)はどうしたものかと案(あん)じた程(ほど)でもなく「子奴等(こめら)が困(こま)るといへばどうでも仕(し)ざらによ...
長塚節 「土」
...おれの云う事に満更(まんざら)論理のない事もあるまい」自分はその時兄の言葉の奥に...
夏目漱石 「行人」
...満更(まんざら)考えたことがないではございませんが――...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...殺された弥助は昔からの知合だし」「…………」「笹野の旦那だって満更(まんざら)他人じゃないし」「馬鹿ッ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夕日にかがやく銘にかざられたひとつの白い建物を思い起こした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...身分の高い低いを思ってするのではござらぬワ...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...是れ演繹的批評ならざらむやは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...ざらざらしたものは感じられるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...四民は怯々(きょうきょう)とその命にたがわざらんことを怖(おそ)れている...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...まんざら役に立たぬこともあるまいというのですね...
横光利一 「旅愁」
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