...うす暗(ぐら)いさびしいところでなければいいとおもうな...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「もみの木」
...或(ある)山の上にさびしい湖水がありました...
鈴木三重吉 「湖水の女」
...アルコールがなくては私の生活はあまりにさびしい...
種田山頭火 「行乞記」
...埃をつきぬける・石地蔵尊へもパラソルさしかけてあるのぼりくだりの道の草枯れ明るくて一間きり(苦味生居)・柵をくゞつて枯野へ出た子供になつて馬酔木も摘みます夕闇のうごめくは戻る馬だつた八十八才の日向のからだである(苦味生さん祖母)さびしいほどのしづかな一夜だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...『さびしい浄土だ』樹明君来庵...
種田山頭火 「行乞記」
...さびしい昼食でもあつた...
種田山頭火 「其中日記」
...誰が物好きにあんな寺に行つてさびしい思ひをするものがあるもんか...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...そのにぎやかな気勢(けはい)をさびしい宿直室で一人じっとして聞いてはいられなかった...
田山花袋 「田舎教師」
...その時分はさびしいさびしい村だッた...
田山花袋 「『田舎教師』について」
...平家の落武者のかくれたといふさびしい山村を……...
田山花袋 「日光」
...さびしいところに行暮れては...
田山花袋 「道綱の母」
...でなければ次第に迫つて来る山と山との間に挟まれたやうになつて見えてゐるさびしい村落...
田山録弥 「山のホテル」
...大理石の台地のような大きな山のさびしい踏段(ふみだん)に出て来た事だけがわかりました...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...月あかりの向ふにみんなみんな消えていつた弟のやつも 母も 友だちも消えていつた船尾にうごくさびしい旗と...
仲村渠 「月あかり」
...さびしい顔つきをしました...
新美南吉 「狐」
...しとしととふる雨にぬれてさびしい心臟は口をひらいたああかの海鳥はどこへ行つたか...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...沼澤地方ula と呼べる女に蛙どものむらがつてゐるさびしい沼澤地方をめぐりあるいた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...旦那樣はおさびしいでせうになあ...
平出修 「計畫」
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