...ぬば玉の闇のうつつはさだかなる夢にいくらもまさらざりけり...
芥川龍之介 「好色」
...袖裏に赤いものがつけてあるのはさだかに知れた...
有島武郎 「星座」
...量高(かさだか)のものだから...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...腹の美惡もさだかにはえ分かねど...
内藤湖南 「寧樂」
...パンと言っていますよ」「人間のあさましさだから仕方ないさ...
永井隆 「この子を残して」
...秘伝書といった嵩高(かさだか)なものはもとより...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...嵩高(かさだか)な桑の葉を運ぶのだつた...
長谷川時雨 「桑摘み」
...質も密度も雲のやうにさだかならぬ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その小鳥がどの位の大きさだかすらもちつとも見當がつかなかつたが...
堀辰雄 「巣立ち」
...誰ひとりさだかには知らぬのである」と終る...
堀辰雄 「二三の追憶」
...私の耳にはさだかに推測のつく訳もなかつた...
三好達治 「海辺の窓」
...草一本だって生えていない穏かさだからね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...堀は前役(ぜんやく)矢部駿河守定謙(やべするがのかみさだかた)の後(のち)を襲(つ)いで...
森鴎外 「大塩平八郎」
...その八十七比良野貞固(さだかた)は江戸を引き上げる定府(じょうふ)の最後の一組三十戸ばかりの家族と共に...
森鴎外 「渋江抽斎」
...比良野貞固(さだかた)もその一人(ひとり)で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...まだまだそれが眞の逆境とはいへない程度の淺い貧しさだからである...
吉川英治 「折々の記」
...いつごろから後醍醐に寵(ちょう)されたかは、さだかでないが、しかし、その後宮や側近らにもうとまれて、とかく帝の寵から遠ざけられていたのも、肉親たちがみな持明院派の公卿だったことの祟(たた)りであったのはいうまでもない...
吉川英治 「私本太平記」
...まだおまえの妹みたいな若さだから...
吉川英治 「新・水滸伝」
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