...さすがに秋らしい風の中に青い松かさを実のらせてゐた...
芥川龍之介 「O君の新秋」
...――と思ふとさすがにひるんでしまひます...
芥川龍之介 「雛」
...」さすがにこの時は俊助も...
芥川龍之介 「路上」
...こんな信実な愛情と熱意を絶えず示されるこのごろは葉子もさすがに自分のしている事が苦しくなって...
有島武郎 「或る女」
...さすがに勇にだけ旨い飯を食べさせ...
犬田卯 「米」
...流石(さすが)に昔忘れず附合っているのだった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
......
種田山頭火 「行乞記」
...さすがにアルコール大明神の効験はいやちこ也...
種田山頭火 「其中日記」
...さすがにその伝馬も夥しく動いた...
田山録弥 「モウタアの輪」
...さすがに筋目正しい血筋の昔を忘れぬためか...
永井荷風 「妾宅」
...さすがの米友が見てさえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...おれも今日はしらふで話してるんだからな」さすがの道庵も...
中里介山 「大菩薩峠」
...おてやわらかに願えてえもんでがんす」さすがに道庵先生は...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがに死ぬ氣を挫(くじ)かれて淋しくなつたものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすがにばつがわるく...
久生十蘭 「黄泉から」
...さすがの親王もしばらくの間は茫然として佇立(ちょりつ)しておられたが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...たくさんな若い人材のなかには、石田佐吉のような、経理の才もあり、智謀にとむ者もいるが、多くは、一番槍、一番首などを虎視(こし)たんたんと望むもので、(さすが、忠三郎の望みはちがう)と、秀吉は、振り向いて、氏郷のすがたを見、氏郷は、秀吉のその眼を仰いで、ニコと笑った...
吉川英治 「新書太閤記」
...さすがのバルボアさえこの残虐を嫌悪の念を以て報道しているが...
和辻哲郎 「鎖国」
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