...小豆(あずき)を板の上に遠くでころがすような雨の音が朝から晩まで聞えて...
有島武郎 「カインの末裔」
...ところがすべて世の中の事は...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...ちょうど室の東西のところがすべて三寸角の柱の格子になっていて...
大杉栄 「獄中消息」
...おほきなひびきを人形師の糸でころがすザクロ石...
大手拓次 「藍色の蟇」
...その云ひ慣れない「往診」といふ言葉を口の中で物をころがすときのやうに珍しげに云つて見た...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...その宿屋の上みさんや娘のゐるところがすぐ下に見えた...
田山録弥 「島の唄」
...たとえば摩擦のある撞球台(どうきゅうだい)の上で球(たま)をころがすとする...
寺田寅彦 「映画の世界像」
...ところがすぐあとでポケットを探ると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それをころころと二三度ころがすうちにかすかな澱粉性の味をのこして溶けてしまふ...
中勘助 「銀の匙」
...縁あるところがすなわちお前の道場じゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ザマを見ろといったような捨鉢気分で突っころがすと...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるで石ころでもころがすように無造作にとっくり返し...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...いよいよ自分という雪達磨が転がせばころがすほどに大きく大きくなりまさっていった...
正岡容 「小説 圓朝」
...わたしを噛みやぶり泥の中へころがすことで...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...センチメンタルなところがすこしもない...
宮本百合子 「窪川稲子のこと」
...したところがすぐ忘れてしまって...
柳田國男 「地名の研究」
...幌のうしろにはてしなく帯をころがすように繰り出されて...
山川方夫 「その一年」
...鞠(まり)をころがすように...
吉川英治 「親鸞」
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