...こまごまと死者のうえについての話を聞こうとする...
伊藤左千夫 「告げ人」
...こまごまと説明するのであった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...体が弱くて臆病なことなどこまごまと話すのが恥しくてならない...
中勘助 「銀の匙」
...長吉は直様(すぐさま)別れた後(のち)の生涯をこまごまと書いて送ったが...
永井荷風 「すみだ川」
...みんな満足のやうでした」先日の甥の結婚式の模様を妹はこまごまと話しだした...
原民喜 「永遠のみどり」
...こまごまとあの瞬間のことを回想しては...
原民喜 「廃墟から」
...こまごまとした少々の遺産について述べた後...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...こまごまとありがとう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おひささんはおかみさんになるのにこまごまとしたお客様の料理を知らないでとこぼしていたから(うちのは常に美味でも書生流故)こんどは一つお母様のために私も腕をふるい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...帝は命婦にこまごまと大納言(だいなごん)家の様子をお聞きになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こまごまと分けて部屋数の多くできていることなどが新邸の建築のすぐれた点である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...内大臣は若い甥(おい)のために座敷の中の差図(さしず)などをこまごまとしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ好意を持ってお逢いにならないではいけませんよ」院はこまごまと御注意をされた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただまじめにこまごまとお心持ちをお伝えになったものであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お見舞いの人が多くまいるために人目の隙に宇治へおやりになるお手紙もこまごまとはお書きになれなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...紀介様との生活のこまごまとしたものまでが...
室生犀星 「玉章」
...同じ組長屋でもごく近しくしている石原という家の妻女にあとの事をこまごまと頼んで...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そこには、河北の袁紹(えんしょう)にしばらく身をよせていたご主君も、先に落ちのびていられるはずだから……」と、なおこまごまと、前後のいきさつを物語ると、張飛は何思ったか、にわかに城中の部下へ陣触れを命じ、自身も一丈八尺の蛇矛(じゃぼこ)をたずさえて、「孫乾、あとから来いよ」と、急な疾風雲(はやてぐも)のように、山窟(さんくつ)の門から駆けだして行った...
吉川英治 「三国志」
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