...それに添えてアスパラガスの青いこまかな葉がさしこんであった...
海野十三 「爆薬の花籠」
...こまかな御明察もあり...
太宰治 「右大臣実朝」
...象牙(ぞうげ)彫りのようにキメのこまかな横顔……キラキラとした...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...こまかな数字まで交えて...
豊島与志雄 「操守」
...家庭の紛紜(ふんうん)を複雑にするそれらのこまかな不祥事が常にあるもので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こまかな心づかいが満たされていた...
原民喜 「秋日記」
... いっせいに こまかな もの音が うわっと なりだして...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「グロスターのふくやさん」
...ちらちら紫(むらさき)いろのこまかな波(なみ)をたてたり...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...こまかなやさしい仕事です...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...(b)我々の能力はこまかな断片に細分されている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こまかな針のある「とげそば」という湿地の草の一名を...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...そのようにこまかな神経が隠されているのである...
山本周五郎 「落ち梅記」
...こまかな葉のみっしりとかさなった枝を...
山本周五郎 「日本婦道記」
...――都入りのこまかな軍議をとげたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...まるた位ゐでせうナ……餌は何です」「みゝずです」「みゝずなら何にでもいゝ」と言つてのそりと大きな男は立ち上りましたそして言ひ添へました「どうも此頃あたらなくなりましたよ」「ですかねヱ……左樣なら」私は振返つて言ひましたそのうちこまかな雨が來ました身體のめぐりの曼珠沙華(まんじゆさげ)が次第に濡れてなんとも云へぬ赤い色ですそれが水にも映つてる對岸の藪の向うでは見えはしないが蟲送りでせうかん...
若山牧水 「樹木とその葉」
...それでゐて人はおほく自然界に於けるこの四季の移り變りのこまかな心持や感覺やを知らずに過して居る樣である...
若山牧水 「樹木とその葉」
...屋根の下から出て見るとこまかな雨が降っていた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...枯草続きの汀のこまかな砂の上ではそれでも湛えた水のめぐりの際を示すようにちゃぶちゃぶという音を立てて居る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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