...この程度の「キリスト伝」が...
太宰治 「世界的」
...この程度のウソからさへ脱離しえないのか...
種田山頭火 「行乞記」
...明治から貞観まで約千年の間にこの程度の颱風がおよそ何回くらい日本の中央部近くを襲ったかと思って考えてみると...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...* ブルジョア新聞人は新聞のこの程度の変革をさえ信じることが出来ない程楽観的である...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...戦慄(せんりつ)すべき光景もこの程度に達すれば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...新橋にてもこの程度にて遊べるところ路地(ろじ)の小待合(こまちあい)には随分ありたり...
永井荷風 「桑中喜語」
...自然科学で真理が把握できたと信じているのはこの程度のおめでたい人々である...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...一致もこの程度になると...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は少年時代には相当に肥った丈夫な子供であったが、青年時代は色々の苦しい生活に遭(あ)って非常に健康を害してしまったが、その後修養につとめたせいか、また健康を取り戻し、寒暑共に余り頓着はしなかったが、漸(ようや)く老境に入りかけたせいか近来は夏がなかなか苦しい、殊に暑さと蚊(か)に攻められて著作をするというようなことは気が焦(じ)れてたまらない、それでこの頃から高原地へ安居を求める気になったのである、武州の八王子から上州の高崎まで八高線という田舎(いなか)鉄道が近頃出来上った、この村から汽車で高原地へ行く場合には、この線路をとるのが一番都合がよい、この程、この田舎鉄道の中で、高崎の聯隊へ召集される兵士の幾人かと乗り合せたことがあった、至る処の駅で前に云ったような盛んな送別の行列であった、こんどの召集された兵達は皆相当の年配であって、年は三十五六前後、何れも妻があり子供の二三人もあり、それからそれぞれ一家の業にいそしんでいる人達であった...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...この程度の騒ぎを起した事件なのである...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...しかもこの程度の金でかけた橋というのは...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...こんなにすらりと恢復しつつあるのに然もこの程度であるという意味なのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...薬はこの程度で充分な休みと一日の間の適当な用事の配分とできっといいでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この程度の勝負を演じることができることを...
三好十郎 「恐怖の季節」
...流石に心細きことのみ多きこの程なれば...
森鴎外 「舞姫」
...(マルティアリス)この程度のことなら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...玄徳の人物もこの程度ならまず世に無用な人と観てしまったのである...
吉川英治 「三国志」
...この程度のことをいっても...
吉川英治 「新書太閤記」
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