...この度はこれで責(せめ)をふさぐ事にする...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...この度の娘の父は...
泉鏡花 「海神別荘」
...非常な好評を博した蘭郁二郎氏の「夢鬼」がこの度上梓された...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蘭郁二郎氏の処女作」
...私のこの度経学修業として京都へ来ることになったのは...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...然る処この度は何の御咎(おとが)めもなく今に至つてなほ販売せりといふ...
永井荷風 「書かでもの記」
...二京都に遊ぶのはこの度が四囘目である...
永井荷風 「十年振」
...この度もまた大菩薩峠の形訳上演ということになった...
中里介山 「生前身後の事」
...この度の逆臣退治につき...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...今歳この度とりわけて珍らしきさまにもあらぬを...
樋口一葉 「ゆく雲」
...ではそれでいいとして――この度の事件は示談にしたそうだが本当かね...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...この度もまた直(すぐ)に調合に着手した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...この度は案内役のこととて気骨も折れた...
横光利一 「比叡」
...支那をこの度廻って来て私の痛切に感じたことであった...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...この度ばかりでなく...
吉川英治 「三国志」
...不肖藤吉郎は、この度、洲股(すのまた)の築城を仰せつかり、これを足がかりとして、美濃打ち入りの先陣を承ったのです...
吉川英治 「新書太閤記」
...――ましてこの度は...
吉川英治 「新書太閤記」
...この度ばかりではなく...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...されば、この度、播州赤穂から帰るさには、鞆(とも)の津では、港屋の花漆(はなうるし)、浪華(なにわ)では曾根崎、伏見では笹屋の浮橋と、遊びあるき、酔(え)い明かして、一日も遅く京へ着きたいものと願うているのじゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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