...何故かこの上問ひ訊(たゞ)すのが悪いやうな...
芥川龍之介 「地獄変」
...いつ首になるか知れないおれがこの上の御奉公をしてたまるか...
有島武郎 「或る女」
...我々をこの上もなく驚かしたのは...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それがこの上もなく莫迦げているという印象を受ける...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この上に書きつけて置くのがいいかと思われることは...
海野十三 「地球発狂事件」
...お雪ちゃんは、そのはばたきの音の方だけが気になるが、米友はかえって、それとは別角の天井の上を首の疲れるほどながめ、且つ耳をすましながら、「ほら、お雪ちゃん、お聞き、この上の方で、もう一つはばたきの音がするだろう、あれ、木を食い切るような音が――」「ほんに……」お雪ちゃんは耳を傾けると同時に、楯(たて)を裂くような、何とも言えない強い肉声が聞えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この上は昔奉公して居た兩國の水茶屋へ行つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この上の仕様(しよう)がないと云う程(ほど)の歓迎...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...――この上私に、そんな歌をうたはれては、胸に涙さへ込みあげて来ると一同の者も思はずそろつて否々と首を振り、興醒めの風穴に吸ひ込まれて行つた...
牧野信一 「酒盗人」
...若しこの上憤つたならば斯んな家位ひは十分間で壊してしまふ! とか...
牧野信一 「捜語」
...もうこの上に彼の知るべき事はない...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「かなしき女王」
...この上は一日も早く寿江子が出発して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この上もなく嬉しく思って...
森鴎外 「雁」
...もうこの上何と申し聞けようもございません...
森鴎外 「渋江抽斎」
...この上もない楽しみに違いなかった...
夢野久作 「木魂」
...なおこの上の御助力を仰がねば実現もかないませぬで」と...
吉川英治 「私本太平記」
...大祝この上もない...
吉川英治 「新書太閤記」
...この上なしの吝嗇だからただ溜る一方であること...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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