...どこのお方か存じませぬが...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...喇嘛僧はどこのお方でもよい...
薄田泣菫 「茶話」
...僕とこのお方にちょいとそこらを見せて貰いたい...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...始めて妙子さんが遊びに来られた時はこのお方(と...
谷崎潤一郎 「細雪」
...このお方に助けて頂きました」「此お方に?」それは遠藤主膳でした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...お力笑ひながら高ちやん失礼をいつてはならないこのお方は御大身(ごたいしん)の御華族様おしのびあるきの御遊興さ...
樋口一葉 「にごりえ」
...このお方の御機嫌さえ取って置こうなら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...と心でいって、「お陸尺(ろくしゃく)御苦労になりましたが、これからさきは、このお方と、ぶらぶら歩いて見るつもり、御酒をいただきすぎたので、そのほうが酔がさめてよいだろうと思いますから――」「それでも、それじゃあ殿様から、たしかに宿までお送りもうせと、いいつけられた役目がすみません」と、先棒がかぶりを振ったが、「いいえ、御前様の方へは、宿まで送り届けたといっておいてくだされば、それで済んでしまいます...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...このお方も、そなたの舞台をつい、昨日のぞかれて、いやもう、大そう讃(ほ)めておられましたぞ」雪之丞、広海屋を一目見て、その福々しさがのろわしい...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...どこのお方か存じませぬが...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...このお方がそんな事にお思(おもい)なさっては困るわ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...どの方よりもこのお方がお立派です...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...このお方がどっかの大名の若殿で...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...ではこのお方は儂の家へお伴れ申すから」取引を済ませて...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...「このお方が、おきく様という、お末のお嬢様でござりますか」と、両手をついて言う千坂家の老家令に、彼女はやはりきょとんとして、抱え主の春太郎のそばへばかり寄っていた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...驚いた顔つきで、口々に、「このお方は、お陣屋のお側妾(そばめ)さまだが――お上人様――どうしたわけでございます」「わしも知らぬが……ふとすれちごうた折に、ぞっと、わしの心に寒いものが触れた...
吉川英治 「親鸞」
...けしからぬのはこのお方...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...このお方を、お泊め申しても」吉野は、紹由へ向って、今度はそう訊いた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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