...博士は、つかつかと、その魚雷のお尻のようなもののそばによると、その下にしゃがんで、しきりに金属音を立てていたが、やがて先生に、「さあ、こっちへ来い...
海野十三 「火星兵団」
...その機関銃の銃身(じゅうしん)がこっちには皆目見えへなんだちゅうのだす」「え...
海野十三 「蠅男」
...あっちこっちとかえして見た...
田中貢太郎 「蓮香」
...そして、今の一撃に、全力を込めた月丸が、呼吸を調えて、第二の襲撃に移る間に、こっちから、一撃を加えようと、じりっと、一足出た...
直木三十五 「南国太平記」
...こっちへおいでなさい...
中里介山 「大菩薩峠」
...こっちの手加減でずいぶん愛嬌を搾(しぼ)り出す事のできる女であった...
夏目漱石 「行人」
...足が自(おの)ずとこっちに向いたのである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...今度の使節が露西亜(ロシア)に行(いっ)た時に此方(こっち)から樺太(カラフト)の境論(さかいろん)を持出(もちだ)して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...儒者の奴等が詩を作ると云えば此方(こっち)は態(わざ)と作らずに見せよう...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...それだけじゃこっちはおさまらぬ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...こっちも大きな劇場に馴れないから...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あっちこっち工夫して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうする」「刀を取りあげればこっちのものだ...
山本周五郎 「失蝶記」
...「こっちは穏やかに話をつけようと思っているのに...
山本周五郎 「風流太平記」
...こっちへも渡るだろうな」「仲間割れをしッこなしさ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...こっちは溯(のぼ)って行くところ...
吉川英治 「剣難女難」
...こっちへお入(へえ)いんなすって...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...笑いながらこっちを見ていた男へ...
吉川英治 「野槌の百」
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