...ここんところ、いたずらの方は手控(てびか)えてるんだ...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...ここんところが少し薄いようだが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...それから横っちょのここんところは残しとくんですよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...どうかここんところへお坐りなすって下さいまし」竜之助の手を引いて坐らせたのは大きな囲炉裡(いろり)の横座(よこざ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...今までここんところに気がつかなかったろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここんところをすっぽりおやんなすっちゃ」と言わぬばかりの姿勢です...
中里介山 「大菩薩峠」
...今夜ここんところは静かだけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここんところへ、少し床から持ち上げられてしっかと押えつけられ、腕を伸ばし、指をひろげ、曲った脚を丸くひねって、まわりには血しぶきがいっぱい...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ここんところにいいたいことがモヤモヤしているんですけど...
久生十蘭 「キャラコさん」
...それで、いくらかでも、苦痛から救われるのですから」「どう言えばいいのですか」「ともかく、名を呼んであげて……あとは、私がここにいて、その都度(つど)お教えしますから」白川は割りきれない気持のまま、「香世子さん、香世子さん」と悩める霊媒に呼びかけると、霊媒は額を膝におしつけるような窮屈な姿勢で、「あたしをお呼びになるのは、どなたでしょう……あなた? ……白川さんですか? ……あたし、ここんところが、痛くてしようがないんです...
久生十蘭 「雲の小径」
...どうあってもここんところは...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...どこが鶴屋だかわからない――ここんところがひどくよかった...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...一つここんところの壁へ何かかけた方がいいと思わないか?」「異議なし」「町ソヴェトの倉庫んなかに...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...「ここんところを...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...「どこでもバンドはここんところは目がまわるようにいそがしいし...
山川方夫 「その一年」
...ここんところから...
山本周五郎 「青べか物語」
...ここんところとここんところがね...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...お喜乃の方は」「どうとは?」「ここんところで...
吉川英治 「治郎吉格子」
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