...ほら、ここんとこが、お臍のようでしょう...
池谷信三郎 「橋」
...僕のおなかのここんとこに...
太宰治 「秋風記」
...ここんところをひとつ篤(とく)とごらん下さいまし...
中里介山 「大菩薩峠」
...今夜ここんところは静かだけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...まずここんところから出発してゆくより仕方がない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...それで、いくらかでも、苦痛から救われるのですから」「どう言えばいいのですか」「ともかく、名を呼んであげて……あとは、私がここにいて、その都度(つど)お教えしますから」白川は割りきれない気持のまま、「香世子さん、香世子さん」と悩める霊媒に呼びかけると、霊媒は額を膝におしつけるような窮屈な姿勢で、「あたしをお呼びになるのは、どなたでしょう……あなた? ……白川さんですか? ……あたし、ここんところが、痛くてしようがないんです...
久生十蘭 「雲の小径」
...どうあってもここんところは...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...ここんとこが」とケチばかりつけることになる...
正岡容 「寄席」
...「ここんところを...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...ここんところしばらく...
三好十郎 「樹氷」
...自分のナイフを自分のここんとこ(左の二の腕を指して)に逆手に突きさして...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...根がしまつ屋の爺さんには内儀さんのここんところが大いに気にいっている...
矢田津世子 「神楽坂」
...「どこでもバンドはここんところは目がまわるようにいそがしいし...
山川方夫 「その一年」
...ここんところから...
山本周五郎 「青べか物語」
...胃袋がここんとこまで」彼は自分の喉(のど)を指さした...
山本周五郎 「季節のない街」
...お喜乃の方は」「どうとは?」「ここんところで...
吉川英治 「治郎吉格子」
...――ここんところ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...……どじめッ、こぼさねえように酌(つ)げねえのか」「あ、かんにんして下さい」「う、うーい」平次郎は、おくびをしながら、「ここんとこ、久しくこの腕ッぷしを振り廻さねえから、癇(かん)の虫が退屈しやがって、なんだか、こううずうずしているのだぞ」「あまり過ぎると、体にこたえますし、あしたの仕事もありますから、もう横になってお寝みなさいませ」「この横着者め、おれを寝かせて、てめえも早く楽をしてえのだろう...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
