...性得(しやうとく)心根(こころね)のやさしいものでおぢやれば...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...古藤のいう事などを聞いていると葉子もさすがにその心根(こころね)を思いやらずにはいられなかった...
有島武郎 「或る女」
...もう自分で自分の心根(こころね)を憫然(びんぜん)に思ってそぞろに涙を流して...
有島武郎 「或る女」
...わが心根(こころね)や悟りてし...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...神も夫人の心根(こころね)を哀(あわれ)み給いてのことでしょう...
海野十三 「赤外線男」
...赤猪子(あかいのこ)のどこまでも正直(しょうじき)な心根(こころね)をおほめになり...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...おまえのしょうね(こころね)をたたきなおしてやるから...
高山毅 「福沢諭吉」
...国内の心根(こころね)の曲った貴族の間においても...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...その心根(こころね)に対しても...
中里介山 「大菩薩峠」
...その心根(こころね)を察してやれば不憫(ふびん)でもある...
中里介山 「大菩薩峠」
...その心根(こころね)を糺(ただ)すと...
夏目漱石 「思い出す事など」
...ひろびろとした曠野の中にふるへてゐるひとつの病みたるこころね...
萩原朔太郎 「都會と田舍」
...秋作氏は槇子のこの美しい心根(こころね)を知っているかしら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...心根(こころね)はアストリア人そのものであった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...わしの優しい心根(こころね)も...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...奴の心根(こころね)は明らかに紳士だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...伯父は幾分(いくぶん)か眉を顰(ひそ)めてその思慮無(はしたな)きを疎(うと)んずる色あれども伯母なる人は親身(しんみ)の姪(めい)とてその心根(こころね)を哀れに思い「今度こそモー直(じ)きに帰るよ...
村井弦斎 「食道楽」
...お綱の心根(こころね)を...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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