...幽明(ゆうめい)の交通(こうつう)を試(こころ)みらるる人達(ひとたち)は常(つね)にこの事(こと)を念頭(ねんとう)に置(お)いて戴(いただ)きとう存(ぞん)じます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...自制の意(こころ)が酔醒(よひざめ)の佗しさをかき乱した...
石川啄木 「鳥影」
...みこころの甘露もてこの希望をお養いくだされ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...まさしく菩薩のこころです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...月も無く沙漠暮れ行く心細(こころぼ)そ三月二十一日 午後三時...
高浜虚子 「五百五十句」
...私のこころはいま秘かに奇蹟をこいねがっている...
谷譲次 「踊る地平線」
...見も知らぬ人がこういう風に馴(な)れ馴れしく話しかけるのは東京ではめったにないことだけれどもちかごろ関西人のこころやすだてをあやしまぬばかりかおのれもいつか土地の風俗に化せられてしまっているのでそれは御ていねいなことです...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...航空兵をこころざした貧しい家の少年もいた...
壺井栄 「二十四の瞳」
...まるで日常茶飯事(さはんじ)のようにこころえているのだから...
新美南吉 「屁」
...木犀(もくせい)の花の香のような、官能をえぐる、誘惑的なにおいが、こころよく、金五郎の鼻をくすぐる...
火野葦平 「花と龍」
...又質問を試(こころ)みるような卑劣な者もない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...身も、こころも、魂も、二度とはなれることのないように、ひとつになってしまいたい――」それが、叶わぬ、この生れた家の一間を、彼女は呪い、憎まざるを得ないのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...かつはこの心元(こころもと)なさがまじっていたのである...
柳田国男 「山の人生」
...快(こころよ)き大勝を示し給え」指さして教えた...
吉川英治 「三国志」
...あなたが、治郎左衛門元成どのか」正成は、こころもち、頭を下げて...
吉川英治 「私本太平記」
...右馬介は「この和子だな」と直感したので、すれ違いざま、こころみに、「くまわか様」と、小声で呼んでみた...
吉川英治 「私本太平記」
...常々細心にこころを労(つか)っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...富士にも意(こころ)があるように...
吉川英治 「新書太閤記」
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