...両方の鬢(びん)に十二枚の黄金(こがね)の簪(かんざし)...
泉鏡花 「印度更紗」
...一 作者この『こがね丸』を編むに当りて...
巌谷小波 「こがね丸」
...黄金(こがね)なすほのほの宮に...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...金銀(こがねしろがね)を餝った太刀を出して来て...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...一陌(いっぱく)の金銭便(すなわ)ち魂を返す公私随所に門を通ずべし鬼神徳の生路を開くあり日月光の覆盆を照すなし貧者何に縁(よ)ってか仏力を蒙(こうむ)らん富豪容易に天恩を受く早く善悪都(すべ)て報(むくい)なしと知らば多く黄金(こがね)を積んで子孫に遺さん詩が出来るとは面白そうにそれを朗吟した...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...甲虫(こがねむし)や小さな蛾や羽の長い蚊なんかでしたが...
豊島与志雄 「丘の上」
...黄金(こがね)になっています...
豊島与志雄 「銀の笛と金の毛皮」
...こがね虫は立ちどまりました...
豊島与志雄 「椎の木」
...綿のような黄金色(こがねいろ)なす羽に包まれ...
永井荷風 「狐」
...口を閉じて黄金(こがね)なりという古い言葉を思い出して...
夏目漱石 「思い出す事など」
...黄金(こがね)の袋でも...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...銀の踵鉄(そこがね)を打つた長靴の素晴らしさに度胆を抜かれたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...こがねを打のべたる如くあるべし」と言へり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...朱楼紫殿玉の欄干金(こがね)を鐺(こじり)にし銀(しろがね)を柱とせり...
南方熊楠 「十二支考」
...そしてこがねのみ仏の像を抱いた...
室生犀星 「津の国人」
...黄金(こがね)の穹窿(まるてんじょう)おほひたる...
森鴎外 「うたかたの記」
...黄金(こがね)のヴェールにつつまれているように...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...黄金色(こがねいろ)の滝浪(たきなみ)を浴びながら一心に祈っている...
夢野久作 「瓶詰地獄」
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