...君のやうに眞面目なのは一番險難(けんのん)だからなあ...
高濱虚子 「俳諧師」
...私と顔を合わすのが険呑(けんのん)だと見えましてね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どうやら剣呑(けんのん)だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その吠える声になんらの険難(けんのん)はありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなわけで――そんなわけですからお客様も、けんのんがって、お座敷もめっきり減ってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...まだ今晩が剣呑(けんのん)でござんすからな...
中里介山 「大菩薩峠」
...後(あと)から尾(つ)いて行くものが剣呑(けんのん)だ...
夏目漱石 「虞美人草」
...「先方があまり乗気になって何だか剣呑(けんのん)だから...
夏目漱石 「行人」
...それよりか黙ってる丈夫の人の方が剣呑(けんのん)さ」私は理屈から出たとも統計から来たとも知れない...
夏目漱石 「こころ」
...険呑(けんのん)ですよ」と赤シャツが云うから「どうせ険呑です...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...私も少々剣呑(けんのん)になってるんですよ...
夏目漱石 「門」
...しかし挨拶(あいさつ)をしないと険呑(けんのん)だと思ったから「吾輩は猫である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...しかしそれにしても刃物は剣呑(けんのん)だから仲見世(なかみせ)へ行っておもちゃの空気銃を買って来て背負(しょ)ってあるくがよかろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...眼を放して後(うし)ろへ担(かつ)いだ方は険呑(けんのん)だなどと云う事も聞かないようだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「君独仙の説を聞いた事があるのかい」と主人は剣呑(けんのん)だから念を推(お)して見る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...不思議そうな剣呑(けんのん)そうな奇々妙々な顔色(がんしょく)をする...
二葉亭四迷 「浮雲」
...わざわざ招き寄せられる剣呑(けんのん)な季節にもなっていたからである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...けんのんで仕様がない...
夢野久作 「眼を開く」
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