...向(むこう)三軒両隣と申しました工合(ぐあい)に...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...仕事の話がいい工合(ぐあい)にまとまってね...
太宰治 「正義と微笑」
...からだのぐあいが悪くて...
種田山頭火 「其中日記」
...珍しい秋晴れの日に縁側へ出て庭をながめながら物を考えたりするのにぐあいのいいような腰の高い椅子があるといいと思う...
寺田寅彦 「柿の種」
...しかし「勇敢」では少しぐあいが悪い...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...うまいぐあいに世界的に有名なタイフーンのいつも通る道筋に並行して島弧が長く延長しているので...
寺田寅彦 「災難雑考」
...昼の中(うち)は馬場の砂烟(すなけむり)が折々風の吹きぐあいで灰のように飛んで来て畳の上のみならず襖(ふすま)をしめた押入(おしいれ)の内までじゃりじゃりさせる事がある...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...しかしあるいは腹工合(はらぐあい)のせいかも知れまい...
夏目漱石 「琴のそら音」
...そのもと折られた同じ折目のところから反対に折り返されたときにできる折れぐあいなんだよ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...」タルラは礼(れい)をしてそれから少し工合(ぐあい)わるそうに横(よこ)の方を見ながら答えました...
宮沢賢治 「学者アラムハラドの見た着物」
...すこし工合(ぐあい)が悪そうに横を向き...
宮沢賢治 「かしわばやしの夜」
...指の間へ挟んでみて指を開くと飴のように線(すじ)を引いて色が白くなる処がちょうどいい工合(ぐあい)なのです...
村井弦斎 「食道楽」
...宝石のまわりに真珠(しんじゅ)をはめこんだようなぐあいに...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...というぐあいであった...
山本周五郎 「青べか物語」
...或るときは勝手からはいって来て表へというぐあいに...
山本周五郎 「季節のない街」
...「おかみさんは躯のぐあいが悪くて来られないそうです」という返辞を伝えた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...私がいるとぐあいが悪いということですね」彼はふるえながら云った...
山本周五郎 「花も刀も」
...急に顔いろもよくないが」「悪酔いしたかもしれません」「酒は強いお身なのに」「体のぐあいでしょう」匆々(そうそう)に...
吉川英治 「新書太閤記」
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