...此の意味に於ける民族主義の主張は僞善者の曲りくねりたる自己主張に過ぎないであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...と思うと救助縄(きゅうじょなわ)が空をかける蛇(へび)のように曲がりくねりながら...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...我々は凸凹激しく、曲りくねり、場所によっては恐しく急な小径を、馬を引いて下りて来る老盲人に逢った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...街道(かいだう)の紆曲(まがりくねり)に...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...鮮烈な緑をたたえた樹々が道のくねりにしたがって次々につづいた...
梅崎春生 「桜島」
...村中(そんちゆう)をながるゝ中津川屈曲(まがりくねり)深き所浅き所ありて筏(いかだ)をくだしがたく...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...くねりつゞいた塹壕(ざんがう)や...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...水くねり流るる邑(むら)や柳かげ茂山(しげやま)や植林治政三十年田を植うる白き衣をかかげつつ六月十一日 京城着...
高浜虚子 「六百句」
......
アルフレッド・テニソン 坪内逍遙訳 「シャロットの妖姫」
...あちらへ曲りこちらへくねりしているうちに...
徳田秋声 「黴」
...その煙が澱(よど)んだ空気の中をくねりながら昇る...
中原中也 「山羊の歌」
...横丁をまわりくねりしたすえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...三尺ばかり上のところでクネクネとくねり廻っていたが...
久生十蘭 「地底獣国」
...必要でもない身のくねりや...
宮本百合子 「落ちたままのネジ」
...野川が自由に流れているように曲りくねり...
柳宗悦 「全羅紀行」
...竹と丸太にすべての視野を遮った迷路が曲がりくねりして...
吉川英治 「江戸三国志」
...地面とすれすれに蛇のようにくねり...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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