...天(あま)くだるやうに姿を現(あらは)いた...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...水死の人はのけざまに眠にくだる……入江の底の丈長髮(たけなががみ)に道迷ふわれは小舟ぞ...
アルテュル・ランボオ 上田敏訳 「醉ひどれ船」
...山をくだることになりました...
海野十三 「怪塔王」
...三十段もくだると...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...船を走(はしら)すがごとくして難所(なんじよ)を除(よけ)て数百丈の麓(ふもと)にくだる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...……身心が何となくだるい...
種田山頭火 「旅日記」
...何かわれわれ民草(たみくさ)にみことのりがくだるわけだな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...ちからなくくだる谷間に枯木が紅珊瑚のように燃えたち...
中村清太郎 「山岳浄土」
...……この金が馬の背につまれて長崎までくだる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...二十五万両が東海道をくだることを聞きこみ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...天上からの号令がヒエロニムスへむかってくだるに至った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...また両方を比較しているうちに威張るよりはへりくだる気持が起るようになった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おれたちはおかげで涼しい旅ができる」「あんまり涼しくもないぜ」「いまにわかるよ」小一里の道を南へくだると高浜の町へ出る...
山本周五郎 「新潮記」
...このたびこそは、相違なく、幕命がくだる...
吉川英治 「私本太平記」
...この忍剣の降魔(ごうま)の禅杖をくらってくたばれ!」天雷(てんらい)くだるかの大音声(だいおんじょう)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鰍沢(かじかざわ)からくだる筏乗(いかだの)りのふうをよそおい...
吉川英治 「神州天馬侠」
...または流れくだる瀬々のうえに咲いているのはいかにもみずみずしく鮮かであるが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...いはけなく涙ぞくだるあめつちの斯るながめにめぐりあひつつまたや来むけふこの儘にゐてやゆかむわれの命の頼みがたきにまことわれ永くぞ生きむ天地(あめつち)のかかるながめをながく見むためその夜は凍った様な月の夜であった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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