...君はくすんだガラス板に指先を持って行ってほとほととたたく...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...床をこすったりするお婆さん達のくすんだ姿を思い浮かべ...
石川欣一 「山を思う」
...かぼちゃにもじゃもじゃ毛をはやしたような目の美しくすんだ男――犬山画伯だった...
海野十三 「一坪館」
...一般に日本人が青いといへば何となく松の緑のやうなくすんだ色を思出すのであるが...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...彼は窓のないくすんだその建物を物珍しそうにじろじろ眺め...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...くすんだ色で塗った安物の花瓶が...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「碧眼」
...しわだらけのビロードの襟が付いたくすんだ褐色のオーバーが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...遠くの方にテューダー朝様式の煙突の数々そびえ立つくすんだ古屋敷がちらちら見えたが...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...ロンドンのくすんだ黄や茶や灰といった色にうんざりした目には...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...それを晩秋(ばんしう)の空(そら)が悉皆(みんな)持(も)ち去(さ)るので滅切(めつきり)と冴(さ)える反對(はんたい)に草木(くさき)は凡(すべ)てが乾燥(かんさう)したりくすんだりして畢(しま)ふのに相違(さうゐ)ないのである...
長塚節 「土」
...そのくすんだ渋さを聴くがよい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...紐はくすんだ萠黄色(もえぎいろ)で幅五分くらゐ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...顔がくすんだオリーヴ色になり...
久生十蘭 「ノア」
...周囲一里ほどの深くすんだ湖水が...
久生十蘭 「肌色の月」
...舞踏室といっている二階の広間はくすんだ色の樫の格天井と黒樫の高い腰板(パネル)をもった...
久生十蘭 「ハムレット」
...そのくすんだ黒つぽい服裝が...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...或は地味なくすんだタッチで...
堀辰雄 「室生さんへの手紙」
...その晩は何事もなくすんだ...
吉川英治 「私本太平記」
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