...とりつくすなどと云ふ事が出来る筈のものではない...
芥川龍之介 「虱」
...美しくすなおな眉の...
泉鏡花 「悪獣篇」
...車をとびおりて身をかくすなんて芸当は...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...それを用いつくすならば...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...朝野と一緒に今はひるむことなくすなおに入って行ったのだった...
高見順 「如何なる星の下に」
...つゝましくすなほに今日を送つたことはうれしい...
種田山頭火 「其中日記」
...空間はかくして実在にぞくすならば――実在はそれに如何にして通達するかに関係なく依然としてそのまま実在である以上――通路は空間理論の根柢に関わる問題とはならない...
戸坂潤 「性格としての空間」
...七 札をなくすなという言葉の起原ジャン・ヴァルジャンがはいっていた棺の上の方では次のようなことが起こったのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...反歌小夜泣きに兒泣くすなはち垂乳根の母が乳房の凝るとかもいふ花崗岩といふものは譬へば石のなかの丈夫なり...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...僕の先にいった全力をつくすなかれというは...
新渡戸稲造 「自警録」
...狐氏の大女も音(ね)をあげて服也(ふくすなり)...
長谷川時雨 「春宵戲語」
...言ふ事があらば陰のくすくすならで此処(ここ)でお言ひなされ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...かくのごとくすなわち草中すなわち蛇あるなり...
南方熊楠 「十二支考」
...愉しさうにくすくすなさいます...
室生犀星 「末野女」
...妹には珍らしくすなおな筆つきで書き記(しる)してある...
山本周五郎 「菊屋敷」
...〔無題〕庭つ鳥くだかけも能(よ)くすなるみにくき事す...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...「――北条殿の御方針として、地方の紛争などは、何事によらず、事を大きくすな、とのおさしず...
吉川英治 「私本太平記」
...しばらくすなおを装(よそお)っていて貰いたい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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