...川ぞいにはおりしも夏ですから葦(あし)が青々とすずしくしげっていました...
有島武郎 「燕と王子」
...いく抱へもある老樹は高くしげり合ひ...
今井邦子 「伊那紀行」
...大口あいてにくにくしげにあざわらうではありませんか...
海野十三 「怪塔王」
...」ふたりの男は、にくにくしげに、いいすてて、少女といっしょに外へ出ていってしまいました...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...すばやくしげみのはんたいがわにかくれましたが...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...にくにくしげな笑い顔で...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...二アカシヤやブナやハクヨウが一面に深くしげつて...
田山録弥 「草道」
...うつくしげなお子供衆から...
土田耕平 「狐の渡」
...上野へ入れば往来の人ようやくしげく...
寺田寅彦 「半日ある記」
...素性よくしげつた杉のほとりを行く...
長塚節 「才丸行き」
...うつくしげな養蠶風俗などとは...
長谷川時雨 「桑摘み」
...しばらくしげしげとながめたあとで...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...そんなに樹(き)は高く深(ふか)くしげっていたのです...
宮沢賢治 「学者アラムハラドの見た着物」
...しばらくしげしげジョバンニを見ていましたが「あなたはジョバンニさんでしたね...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...ふたかたに言ひもてゆけば玉櫛笥(たまくしげ)わがみはなれぬかけごなりけりと老人の慄(ふる)えた字でお書きになったのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼はさも憎にくしげにこう続けた...
山本周五郎 「風流太平記」
...櫛匣(くしげ)の蓋をとっている...
吉川英治 「私本太平記」
...またも禁軍の輩(やから)の私喧嘩(わたくしげんか)か」「さにはあらで...
吉川英治 「新・水滸伝」
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