...己が日と時刻とをきめて...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...かの女の學ぶべきことを寫眞にきめてやり...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...陰雲暗きめぢのあなた...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...◯なお一例として三十八章末尾の鴉の記事を見るに「また鴉の子神に向いて呼(よば)わり食物なくして徘徊(ゆきめぐ)る時鴉に餌(え)を与うる者は誰ぞや」とある...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...その効目(ききめ)か...
海野十三 「蠅男」
...だれがおとしたのかしらないが、しばらくおかりしておこうと、心をきめました...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...どんなに贔屓目(ひいきめ)に見ても健全(ぢやうぶ)な咽喉とは言ひ兼ねたさうだ...
薄田泣菫 「茶話」
...文さんは「父はかならず死ぬ」ときめた...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...公園の西門で待ち合わせることに手筈をきめると...
久生十蘭 「魔都」
...」清君は、じっと眼をふさいで、覚悟をきめた...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...私の通う計器部はその工場の広い敷地の隅にこじんまりと独立して建てられた小さい建物で各種計器の金属部品を種目ごとに精密検査して包装する仕事が当てられており私は成績優秀として検査部の組長格の席が与えられ拡大鏡の下でミクロメエタアつきのゲージに部品を当てがっては最後の合格不合格をきめて行く役目だった拡大鏡をのぞいている眼が過労のために時々かすむすると額の眼の上の所がギリギリギリと痛んで...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...いろいろな養生(ようじょう)もまじないもするがききめは見えない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...荼所(だびしょ)をこの寺にきめたのである...
森鴎外 「阿部一族」
...いっさいしないことにきめたのです...
文部省 「あたらしい憲法のはなし」
...第一回の勝負は三分できめるんだ...
山中峯太郎 「小指一本の大試合」
...そのようすによってこっちの出かたをきめようと思う」「わかりました」と云って与助はちょっと考えた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...七日川奈で休養ときめている...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...すぐ決心をきめて蒼みどろの臭(におい)のする藤棚の下を離れ...
蘭郁二郎 「魔像」
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