...懸(か)け軸もない床の間の片すみにはきのう古藤が持って来た花が...
有島武郎 「或る女」
...「昨日(きのう)逢ってから...
泉鏡花 「婦系図」
...「きのうだったか...
海野十三 「火星兵団」
...きのうの朝、眼をさましてすぐ家の者にたずねた...
太宰治 「酒ぎらい」
...きのうお母さんから...
太宰治 「女生徒」
...きのうの夕食に出たミカドアイスクリームというのは少し日本人の気持ちを悪くさせる性質のものではないかとハース氏に言ったら...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...この寒い所をやっとの思いで斬り抜けた昨日今日(きのうきょう)...
夏目漱石 「虞美人草」
...昨日(きのう)上野で「その話はもう止(や)めよう」といったではないかと注意するごとくにも聞こえました...
夏目漱石 「こころ」
...あんなに遅くなった昨日(きのう)の結果を...
夏目漱石 「明暗」
...こういうすべてに責任があるのはきのうの呼出し状なのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...きのうあの変な鼻のとがった人の上って行った崖(がけ)の下の...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...きのうの晩は座談会で銀座へ出かけたら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きのう夕方の六時にフーッと大きい大きい息をつきました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きのうより一足飛びに近づいているぞ...
室生犀星 「姫たちばな」
...きのうまで敵であった毛利の一誓紙が――どれほど文字どおりに約束を履行(りこう)するか? ――そこまでは考えても見ず...
吉川英治 「新書太閤記」
...きのうからもう目が眩(まわ)りそうなんで」「よし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...きのうの部下だった木っ葉武者に...
吉川英治 「随筆 新平家」
...お女中」「ぶしつけではございまするが、かような身なりの者、お玄関へ立つことも憚(はばか)られまして」「では、御門前で待っていたのか」「はい……今日に迫った船島の試合に、きのうから、武蔵様が逃げたとやら……町の噂に聞きましたが、それは本当でございましょうか」「ば、ばかなこと!」ゆうべからの鬱憤(うっぷん)を、いちどに吐いて、「左様な武蔵どのか、武蔵どのでないか、辰の刻になれば分る...
吉川英治 「宮本武蔵」
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